今回お話を伺うのは、大阪府大阪市に本社を構えるイートレックトライズ株式会社 取締役の三浦様、玉井様、津本様です。
2000年に創業したイートレックジャパン株式会社のグループ会社として、遊技機の企画・開発を行っている社内の様子や働き方、今後の展望を伺ってまいりました。
(公開日:2024年7月5日)
- 取締役 アミューズ映像制作部 本部長
実装・プログラミンググループ グループマネージャー 三浦様 - 神奈川県 出身
プログラマおよびフリーのサウンドクリエーター時代を経て2008年入社。
ビジネススクールで学びながら様々な部署のミドルマネージャーとしてキャリアを積み、現在は営業も担当する。好きな食べ物はパクチーとホヤ。
- 取締役 アミューズ映像制作部
デザイン・制作グループ グループマネージャー 玉井様 - 大阪府 出身
プロパー社員のデザイナーとして入社後、遊技機の面白さに覚醒する。
最も人数の多いデザイン部署のマネージャーとして、複数のプロジェクトを管理する。
- 取締役 アミューズ映像制作部
企画・品質管理・進行管理グループ グループマネージャー 津本様 - 和歌山県 出身
G&Eビジネススクールを経て入社後、主に映像企画として様々なプロジェクトのディレクションに携わる。
遊技機の遊技時間は社内一を誇る。生野菜と生魚がNG。
- 桑田 俊一
- さんななキャリアエージェント
1972年生まれ 大阪府出身
遊技機メーカーの営業職としてのキャリアを20年間を持ち、その経験や専門知識を活用しながら専門的なサポートを提供
趣味はぱちんこ、読書、YouTube観賞、ジョギング
「挑戦×上昇」を目指して
まずはイートレックトライズという会社が、どのような創業の経緯を辿ってきたのか教えていただければと思います。
三浦様:私共が所属しているイートレックトライズは、2022年にイートレックジャパンから分社化した会社です。
イートレックジャパンが、いわばホールディングスとしての立場で総務や営業的な機能を有しているのに対して、イートレックトライズは遊技機の開発部門を担っています。
遊技機開発に携わるクリエイターは、全員イートレックトライズに所属していることになります。
イートレックジャパンの創業は、どのような経緯だったのでしょうか?
三浦様:1995年に、家庭用ゲーム機のソフトウェア開発を中心事業に据えた会社として、前身の会社である有限会社ディープラスを創業したのが始まりです。
その後2000年にイートレックジャパン株式会社という社名で新たなスタートを切る運びとなり、創業のきっかけとなった家庭用ゲームに加えて、携帯電話用コンテンツの企画開発を始めました。
さらにパチスロ用コンテンツ・ぱちんこ用コンテンツへと順に事業の幅を広げていき、現在では遊技機の企画開発が主な事業内容となっています。
イートレックトライズの社名に込められた意味を教えていただけますでしょうか?
三浦様:ホールディングスにあたる「イートレック」の名を冠し、さらに「try(挑戦する)」と「rise(上昇)という2つの単語を掛け合わせた造語で、「トライズ」と命名しました。
イートレックトライズの設立が2022年のコロナ禍であったことも踏まえ、様々なことに挑戦し、ここから上昇していこうという想いを込めています。
感動・夢・楽しみを通じた社会貢献を
ではイートレックジャパン、そしてイートレックトライズが大切にしている企業理念について教えてください。
三浦様:イートレックジャパン・イートレックトライズでは、「人を楽しませること」、そして「人を喜ばせること」を、企業としての主軸に据えています。
時代の先を行く遊技機の開発、クオリティの高い遊技機のクリエイトを通して、感動や夢、楽しみを提供し、社会に貢献していきたいと考えています。
そのため「わたしたちは、あらゆる人々に、
感動(Impression)・夢(Dream)・楽しみ(Pleasure)を提供し、
豊かな社会の発展に貢献します。」という企業理念を掲げております。
経営方針としては、どのようなお考えがあるのでしょうか。
三浦様:具体的には
・会社の持続的発展を考え経営を行う
・顧客のための、社員のための、経営を行う
・会社の品位、社員の品位を高める経営を行う
・自主的なひとを育てる経営を行う
この4点を経営方針に定めています。
現在両社の代表を務める盛岡の考えによるもので、約四半世紀の経営のなかでいい時も悪い時もあったからこそ得ることのできた学びが、そのまま経営方針となっています。
長期的な目線で従業員の幸せや会社の存続といった目標、また社会に貢献するという使命を全うするために留意しておくべき教訓が込められています。
全員がマルチに活躍中
次に、イートレックトライズの社内環境について伺っていきたいと思います。
イートレックトライズは、遊技機開発専門の会社という認識でよろしいでしょうか。
三浦様:はい。
イートレックグループとして遊技機開発に携わっているクリエイターは、全員がイートレックトライズに在籍しています。
部門としては、津本がグループマネージャーを務める企画部門と、玉井がグループマネージャーを務めるデザイン部門に大きく分けることができ、さらに数名程度バックオフィス業務に携わる社員も含め、全体で約50名程度が在籍しています。
簡単に、デザイン部門の特徴を教えてください。
玉井様:私が在籍しているデザイン部門では、業務内容を固定化することなく、全員がマルチに作業に取り組んでいただく環境になっています。
おおまかに2Dデザインと3Dデザインの担当区分がありますが、コンテ、イラストや図柄、コンポジション、エフェクトなど全てのデザイン業務を担当していただいております。
自分自身の特性を活かしながらも、周囲と協力し合いながら、遊技機デザインに関するスキルをマルチに磨くことのできる環境です。
また所属しているメンバーは、ディレクター・リードデザイナー・デザイナーという肩書きのもとで、それぞれのスキルに応じた業務にあたっています。
企画部門の特徴はいかがでしょうか。
津本様:企画部門もデザイン部門同様に、作業の内容ごとに完全な分業体制をとるのではなく、全員が映像も演出も担当する形となっています。
特に企画部門では、最新の技術に関するアンテナを張り、集めた情報を全員で共有しながら、より満足度の高い遊技機をつくっていく必要があります。
仲間同士でコミュニケーションを取る時間は、特に大切にしています。
「みんなでより良いものを」という目標に向かって
確かにイートレックトライズでは、社内の雰囲気が和気あいあいとしていて、社員同士の仲が良い会社というイメージがあります。
玉井様:会社全体を通して、とても風通しの良い会社だと感じています。
決してプライベートまで干渉するわけではありませんが、仕事に取り組むなかで1人がこなすことのできる作業量には限界があります。
そのため仕事中に、「わからないことはすぐに周囲に相談する」、「円滑なコミュニケーションで、スムーズに仕事を進める」という連携は、とても大切にしています。
社員同士が声をかけあいながら、仲良く仕事のできる環境は整っているので、働きやすい雰囲気を感じ取っていただけるのではないでしょうか。
津本様:企画部門でも、社員の年次順に遠慮することなく、適宜コミュニケーションを取りながら協力し合っています。
先ほどもご紹介した通り、新しい遊技機の情報や業界のトレンドなど、社員同士が仲良く会話のできる環境のなかで、それぞれが得意なことや、興味があることの知識を仕事に活かして取り組んでいます。
三浦様:社内全体が風通しのよい環境であることは、他部署との連携においてもプラスに働いています。
例えば、弊社ではオーサリングも対応しているのですが、デザインや企画の担当者が、組み込みの担当とも作業についてコミュニケーションをよく取っています。
意思疎通がしっかりと図れているので、不具合が起きにくいというメリットにつながっていると感じています。
また管理職も同様に管理業務だけ行っているものはおらず、全員で遊技機開発という1つの業務にコミットし、コミュニケーションを取り合っているからこそ、よい製品をつくる環境が整っていると思います。
大切なのは「遊技機が好き」という気持ち
ここからは、お三方がイートレックトライズに入社した経緯や、休日の過ごし方についてお伺いできればと思います。
まず、はじめに三浦本部長はどのようにして入社されたのでしょうか?
三浦様:私は現在48歳ですが、新卒で入社した会社で出会った先輩とご縁があり、その後サウンド制作について教えていただく機会がありました。
その会社を退職してフリーのサウンドクリエイターとして活動していく過程で、2005年ごろからイートレックジャパンの仕事を受注しておりました。
そして、2008年にサウンド部門の立ち上げに伴ってお声がけいただき、神奈川県から引っ越してきて入社したという経緯です。
趣味は走ることで、フルマラソンやトレイルマラソンに挑戦しています。
弊社ではほぼ完全週休二日制ということもあり、休日についても各々が充実した時間を過ごしていると思います。
ちなみに有給の取得率は64.6%となっています。
企画部門の津本様はいかがでしょうか。
津本様:私は現在40歳ですが、初めの就職ではもともと遊技機が好きだったということもあり、ホールに勤めていました。
その後、さらに遊技機に詳しくなりたいという想いから、遊技機開発の専門学校に通い、勉強を始めました。
通っていた専門学校でイートレックジャパンの採用説明会を聞いた縁で、現在に至ります。
休日の過ごし方としては、遊技機の最新情報をキャッチしたい、新しいアイデアに出会いたいという考えから、ホールに出かけていることが多いです。
年間休日や有給取得のしやすさなど、働く上では快適な環境であると感じています。
デザイン部門の玉井様もお願いします。
玉井様:私は現在34歳で、2012年に新卒でイートレックジャパンに入社しています。
大阪府出身で大阪にある専門学校に通っており、ゲーム開発も行っている会社という基準で、入社を決意しました。
入社後は主に遊技機の担当に配属されたこともあり、勉強がてら何度もホールに足を運ぶなかで、遊技機の魅力に気付いたという経緯があります。
ちなみにイートレックトライズは、私と同様に新卒で入社している社員が全体の約69%です。
新卒入社でも中途入社でも必ず1ヵ月の研修期間があり、その後も新卒入社の社員に対しては手厚いフォローがありますので、安心して様々なスキルを身につけていただける環境となっています。
またこの業界には珍しく、男女比をみると女性の割合が高いという特徴があります。
女性の方でも、若手の方でも、安心して働ける職場です。
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それではより詳細に、採用面でのお話を伺えたらと思います。
直近では、イートレックトライズとしてどのような目標を掲げて成長していきたいとお考えでしょうか。
三浦様:今現在もぱちんこ・パチスロは問わずに開発を行っていますが、今後も総合的な遊技機開発を主軸として事業を展開してまいります。
メーカー様に安心してご依頼いただけるよう、企画面におけるスキルも強化し、一次請けとして全てを自社で完結させる体制の強化が、直近の目標です。
ですので、遊技機が好きという気持ちのある方、また周囲と円滑にコミュニケーションを取りながら、ユーザー様やメーカー様に喜んでもらえる遊技機の開発に取り組んでいただける方を募集しています。
職種としては、企画職・デザイン職・プログラマー職を採用強化中でして、特に管理業務の経験をお持ちの方は積極的にお話を伺えればと思います。
就業環境について、詳細な部分をおしえてください。
三浦様:弊社は大阪府大阪市にオフィスを構えており、現在の勤務形態は出社スタイルです。
やはり密なコミュニケーションを基本として、よりクオリティーの高い製品の開発をめざしているため、社内でメンバーと相談しながら、業務に取り組んでいただければと思います。
またこれまでのお話でもご紹介いたしました通り、若手(20代以下)の社員や女性、新卒者が非常に多く、和気あいあいとした職場です。
有給取得率が高い・ほぼ完全週休2日制という環境に加えて、残業時間も最新のデータでは月平均15時間です。
ワークライフバランスを大切にしながら、勤務していただけます。
具体的に企画部門では、どのような方を募集していらっしゃいますか?
津本様:三浦の話と重複する部分もありますが、やはりコミュニケーションを取りながら働ける方というのは、一番重視しているポイントです。
1人の考えやできることには限界があると思いますので、チームで相談しながら、柔軟性をもってお仕事のできる方とご一緒したいと考えています。
また主体的に行動のできる方、常に面白いアイディアを考えていたいという方、遊技機に対する深い知見をお持ちの方は、ご自身の能力を活かして活躍していただけると思います。
デザイン部門ではいかがでしょうか?
玉井様:やはり大前提として、遊技機に抵抗のない方というのが条件になってきます。
さらに業務に取り組むなかで、自分自身の「スキ」をアレンジとして付け加えることのできるような人が理想です。
特に弊社では「イートレタッチ」して有名な2Dキャラクターのデザインに代表されるように、デザインの技術力の高さが特徴といえます。
デザイン関連においてご自身のスキルや能力をより磨いていただける環境でもありますので、デザイナーとしてのスキルアップを目指している方や、管理業務の経験を活かしたいという方からのご応募をお待ちしています。
最後に三浦様から求職者の方へ一言お願いいたします。
三浦様:イートレックジャパンの設立からまもなく四半世紀が経過する中で、今後も遊技機開発を通して「感動」・「夢」・「楽しみ」を提供しつづけていくのが、イートレックライズとしての使命です。
遊技機開発という基本的な軸に向き合うなかで、「自分で仕事をつくれる熱量のある人」、そして「自分のやりたいことや興味に対して、道を切り拓ける人」と一緒にお仕事をしていきたいと考えています。
自分の持つ力を遊技機開発に注ぎ込みたいという方からの御応募を、お待ちしております。