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目次
自分の人生やキャリアを考える上で、「転職」という選択は、重要なターニングポイントになります。
特に初めて転職をしたいと考えた場合、人生において大きな決断になるにも関わらず、「何から転職活動を始めればよいかわからない」、「そもそも転職活動はどのような流れで進み、どのくらいの期間を要するのか」といったことに悩む方は、少なくありません。
転職活動に必要以上の時間がかかり、納得できないまま転職活動を終えてしまうことのないように、予め知っておきたいのが、「転職活動の流れ」です。
今回のコラムでは、基本的な転職の流れはもちろんのこと、転職活動に適したタイミング、併願に関する情報、また転職エージェントへの依頼に関する部分まで、転職活動の情報を余すことなくご紹介していきます。
特に「遊技機開発業界で転職をしたい」とお考えの方にとっても参考になる内容となっていますので、どうぞ最後までご確認ください。
まず「転職活動を始めたい!」と決意したら、転職活動の流れと進め方を把握していきましょう。
転職活動の期間を見誤ると、給与所得が得られない期間が発生してしまったり、前の職場に迷惑をかけてしまったりすることがありますので、注意が必要です。
転職活動に必要な期間は、3ヵ月ほどと考えておくとよいでしょう。
具体的には
1.事前準備(1週間~2週間)
2.書類の作成~応募(2週間程度)
3.面接対策~面接(4週間程度)
4.内定〜退職〜入社準備(4週間程度)
このような流れで、転職活動が進んでいくことになります。
特に面接から入社準備までの流れは、現在も勤務中であるか・退職済みであるかによって、大きく進み方に差が出てきます。
現在の仕事のスケジュールの関係で、面接日がなかなか決まらない場合などは、焦ることなく調整していきましょう。
しかし、事前の準備や書類作成の過程に時間をかけすぎていたり、積極的にアクションを起こすことなく過ごしていたりして転職活動が長期化してしまうと、モチベーションの低下につながりかねません。
上記のスケジュール感を目安に、時間を有効活用しながら転職活動を進めていきましょう。
転職活動を行う際に、一番初めに取り掛かるのが「事前準備」です。
事前準備では、自分の性格やこれまでのキャリアを見直す「自己分析」・転職市場の相場観や採用動向などに関する「情報収集」・転職を希望する業界の動向や仕事内容を確認する「企業分析」を中心に、自分の採用活動の道筋をつけていきます。
自己分析では、改めて「自分はなぜ、転職したいのか」という目標を整理しましょう。
給与や働き方、仕事内容など、転職活動において重視したいポイントを確認しておくことで、自分の理想に近い転職先を探すことができます。
転職時に、企業にアピールすることができる技術や経歴をまとめておくことによって、応募企業の選定や応募書類の作成、採用面接も、スムーズに進めることができます。
近年は、自分の経歴や資格を入力することで、自分に適性のある職種や業界を教えてくれるサイト、また自己分析を行ってくれるサイトもあるため、参考にしてみるとよいでしょう。
転職サイトのDODAが提供する「キャリアタイプ診断」や、理想の就活/転職のための自己分析サイトQuestiが提供する「転職に必要な自己理解を深める自己分析コース・転職編」ではご自身の強み、弱みや能力を含め、適した働き方なども診断できるため、自分を知るきっかけとすることができます。
・Questi 転職に必要な自己理解を深める自己分析コース・転職編 自己分析コース
しかし、これらのツールは、あくまでデータ上の診断を行ってくれるに留まります。
性格や特技などをプロの目で見極め、自己分析の一助を担ってくれるという点では、転職エージェントに相談するほうがよいでしょう。
自分でも気が付いていなかった強みや、経験が生きる職種や業種をみつけてもらうことができるのが、転職エージェントに自己分析依頼する最大のメリットです。
実際に応募する企業を探す前の段階で、情報収集と企業分析をしっかり行うことによって、自分が理想としている企業像を明確にすることができます。
業界や企業について理解を深めることによって、応募書類の作成や面接での質疑応答準備についても、スムーズに対策することが可能です。
情報収集や企業分析は、会社四季報をはじめとする業界情報誌、企業のHPや決算資料などを使って行うことが多いですが、最新の情報や業界人の声を確認する上では、企業で働いている人の口コミサイトや、転職エージェントで確認することが有効です。
口コミサイトは企業側から宣伝される情報だけでなく、従業員や求職者の生の声を伝えることをコンセプトとしている「転職会議」や雇用環境の発展やジョブマーケットの透明性を高めて、企業と個人のより良いマッチングのサポートを目的としている「openwork」などがあります。
・就職や転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム openwork
転職エージェントは様々な企業やたくさんの転職者とコミュニケーションを取っているため、業界や求職状況、各企業の情報に精通しており、最適なマッチングのための情報を教えてもらうことが可能です。
どんな情報をどのように集めればよいのか?どんなことを知っておけばよいか分からない場合は、企業分析のやり方や、フレームワークを調べてみてもよいと思います。
リクナビNEXTでは、「転職活動に役立つ!企業研究のやり方」というコラムで無料ダウンロードができる企業研究シートも用意されていますのでこういったものも活用しましょう。
・リクナビNEXT 転職活動に役立つ!企業研究のやり方【シートダウンロード付き】
遊技機開発の転職では、まず応募先の企業が手掛けた作品を調べることは重要です。その会社が携わったものを知り、興味を持つことで面接時の話のネタにすることもでき、開発者であれば自分であればどのように力になれるかを伝えることができます。
現在稼働中の機種であれば、実際にプレイをしてユーザー視点の感想を持つことも企業に関心をもつきっかけになりますので試してみることもよいでしょう。
遊技機業界で自分が知っている企業以外にもどのような企業があるかを把握するには日工組(日本遊技機工業組合)や日電協(日本電動式遊技機工業協同組合)のホームページで調べることができます。
転職の方向性や、自分のキャリアに関する分析ができたら、次に行うのは「応募書類の作成」です。
応募書類は、これまでの経験や能力などを踏まえて自己PRを伝え、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思ってもらうための重要なツールです。
企業に応募するタイミングなども、転職活動では重要なポイントになってきますので、確認しておきましょう。
転職活動で必要になる書類は、「履歴書」と「職務経歴書」の2点を用意しましょう。
遊技機開発業界を初めとするクリエイターの中途採用の選考においては、これまでの作品や実績について紹介する「ポートフォリオ」も必要となります。
まずはこれまでの実績を整理して履歴書→職務経歴書→ポートフォリオの順に作成していきます。
近年ではこれらの書類を手書きではなく、パソコンで作成して提出する形式が多くなってきています。
社会人のマナーとして、ビジネス文書としての最低限の形式を整えておくことが重要です。
応募書類を作成する際には、応募したい企業が求めている人物像やスキルなどを見極め、自分のどのような経歴や能力が企業にとって役立つのか、しっかりとアピールすることが大切です。
単純に自分の実績を並べるだけではなく、募集ポストに合った強みやスキルを重点的に伝えていくことで、書類選考通過の確率を上げることができます。
これまでの経歴や担当した業務の中で得たものを、転職先の企業でどのように活かしていく予定なのかを伝えることが、採用担当者に「会ってみたい」と思ってもらうためのコツです。
近年では履歴書や職務経歴書のテンプレートが、インターネット上に多数公開されています。
企業から特段指示されたフォーマットがない場合は、一般的なテンプレートを用いて応募書類を作成していきましょう。
応募書類が完成したら、転職エージェントの担当者や人事経験者などの第三者に内容を確認してもらうことをおすすめいたします。
プロの視点で、自分の強みやスキル、能力が伝わる内容になっているかどうかを判断してもらうことで、書類通過の確率を上げることができます。
遊技機開発での応募用レジュメ作成で重要なものは「ポートフォリオ」や「開発実績」です。デザイナーやサウンドクリエイターのポートフォリオは、自主制作した作品や、業務で携わった案件の作品を盛り込むことがポイント。しかし、業務に携わった案件は守秘義務もあるため、十分に注意する必要があります。
ディレクターやプランナー、プログラマー経験者は開発実績集を用意するのも有効です。プランナー未経験者は自主制作の企画書を数パターン作成するとよいでしょう。下記のコラムも参考になりますのでご覧ください。
自主制作の企画書は一見伝えづらいディレクターやプランナーのスキルを正確にアピールできたり、未経験者は熱意をアピールできますので、日頃から企画のための情報収集や、企画書の作成について調べておくことが重要です。
企業に応募する際のコツとしては、求人情報や企業情報と自分の経験やスキルを照らし合わせた上で、業務内容や、求められているスキルが自分の経験やスキルとあった求人に応募することがポイントです。
会社の規模や事業内容と、給与、勤務地、ワークライフバランス、福利厚生などの待遇面を自分の希望条件と合っているかもしっかりと見極めましょう。
中途採用の場合は採用人数が限られていることが多く、求める人員数が集まれば採用活動自体が終了してしまうため、求人情報が掲載されたら早めに応募する必要があります。
しかし、掲載されている情報だけでは自分の希望とどのくらいマッチしているかを見極めることも難しく、応募が遅れてしまうことがあります。
そういったことも転職エージェントと相談をしながら進めることで効率的に進めることができます。
書類選考を通過したら、いよいよ面接です。
転職時の面接では必ず聞かれる質問がいくつかありますので、事前にしっかりと対策し、解答を用意しておく必要があります。
書類で伝えることができた自分の強みやスキル、そして熱意を、面接の場でもしっかりと伝えていきましょう。
転職の面接で大切なのは、想定される質問を把握して、自分なりの解答を準備しておくことです。
特に
1.自己紹介や自己PR
2.転職の理由
3.志望の動機
4.活かせる経験や実績など
5.応募者からの逆質問(面接官に対する質問)
これらは転職の面接においては必ず聞かれる質問です。
書類で伝えた内容をより詳しく、自分の言葉で説明するイメージで解答することができるように伝えていきましょう。
転職エージェントに模擬面接を依頼して、想定問答をチェックしてもらうなどして、面接本番に向けた準備を行っておくと安心です。
中途採用を対象とした採用活動では、1回〜3回程度の面接を行う企業が大半です。
2次面接以降に進んだ場合は、前回の面接での反省点なども活かした上で、改めて想定問答を考え直しておくとよいでしょう。
面接対策の練習が1人でもできるように模擬面接の動画を用意いたしました。
面接の本番前に練習を繰り返すことで面接当日も落ち着いて挑めると思いますのでご活用ください。
・面接のリアルな練習が『一人でもできる』面接練習動画(初級編)
転職活動の面接においては、社会人としての一般的なマナーもチェックされています。
遅刻をしない、清潔感のある身だしなみをする、面接官の目を見て話すなど、基本的なビジネスマナーを徹底することが大切です。
近年ではオンライン面接を採用する企業も増えてきましたが、オンラインで面接をする際は通信環境や画面の映り方、音声の状態などを事前に調整しておくことで、スムーズな面接につながりますので、しっかりと準備しておきましょう。
遊技機開発の現場では職種ごとに様々なスキルが求められますので、今までに経験してきたことやスキル、業務を通じて参加したプロジェクトの機種や、人員・予算規模や期間、どういったポジションで参加したのかを説明できるようにしましょう。
PCのスキル面では使用可能なソフトやプラグインを説明できる準備が必要です。
転職を考えるきっかけや転職理由を整理してコンパクトに話せるようにしておくことや、応募企業に求める希望条件の優先順位を整理して話せるように準備しておくことも大切なポイントになります。
応募先のホームページや求人票で事業内容や開発領域をチェックし把握しておき、自分がその会社で働くことをイメージして業務上の質問を3〜5つ用意しておくとよいでしょう。
面接当日に準備するものとして、履歴書と職務経歴書の持参を指定されている場合は面接官の予定人数分+1部程度余裕をもって用意しておきましょう。クリエイターの方は提出したポートフォリオ以外にもアピールできるものがあれば、PCやタブレット、ファイリング資料などをすぐ見せられるようにして持参しましょう。
転職エージェントに依頼している場合は面接の日程調整もしてくれますので、その際に誰が面接をしてくれるのか、何人で面接をしてもらえるのかなどを確認してくれることもあり、事前に情報を得やすいため、心構えをしっかりとして面接に挑むことができます。
企業から内定を受け取ったら、一般的には1週間以内に内定承諾もしくは内定辞退の連絡をする必要があります。
入社までの準備を滞りなく進めていくためにも、内定から退職、そして入社準備までの流れを確認していきましょう。
内定を頂いた場合、まずは労働条件の確認が必須です。
年間休日数や給与など、応募した際の情報と相違がなく、自分の納得できる労働条件であるかをしっかりとチェックしてください。
複数の企業の採用活動が並行している場合や、数社から内定を頂いた場合は、改めて条件面等を確認した上で、入社を希望する会社を1つに絞りこむ必要があります。
限られた期間のなかで後悔することのないように、決断しましょう。
現在も勤務中の場合は、上司に退職の意志を伝えましょう。
退職者が出る場合、企業としては業務の引継ぎや新たな人材の募集などを行う必要があるため、退職の話を伝えるタイミングは、内定を承諾してなるべく早い段階で行ってください。
引き留めの可能性も考慮して、転職先がすでに決まっていることや、退職の理由を簡潔に伝えること、またしっかりと業務の引継ぎを行うことが、円満な退社を実現させるためのポイントになります。
入社準備は、転職先の企業からの案内に従って、一つひとつの書類を確実に準備していきましょう。
具体的には、これまでの源泉徴収票や雇用保険被保険者証の準備、マイナンバーや基礎年金番号の連絡等が必要となります。
特に源泉徴収票などの書類は、前の職場を退職する際に渡される場合がありますので、紛失には注意をしてください。
前職を退社後に、雇用保険の基本手当を受給しながら転職活動を行っていた場合は、転職先が決まったことをハローワークに報告する必要があるので忘れずに手続きを行いましょう。
中途採用は欠員に対する補充という意味合いが強いため、募集が増える特定の時期を見極めることは難しいです。
ただし業界や職種によってある程度、転職のタイミングに適した時期がありますので、詳しくは転職エージェントに相談しながら、転職活動を始めることをおすすめいたします。
遊技機開発に携わっている方が転職のタイミングを計画する際のポイントを紹介いたします。
現在在籍している企業の開発ラインが活況な時は、業界自体が活況な状態のことが多く、求人が増加する傾向があるため転職には良いタイミングと言えます。
転職に良くないタイミングの1つとしては、大きな規則改正のタイミングでは求人自体が激減する可能性や、採用ハードルが高くなる傾向にあるため慎重になったほうが良いタイミングです。
退職時期がプロジェクトの谷間になるよう活動開始時期を調整することで、スムーズに転職活動から退職まで進められるためこれらを踏まえて計画を立てるとよいでしょう。
転職活動は3ヵ月程度の期間を要しますが、スムーズに、そして理想の企業への転職を実現させるためには、計画的に転職活動を進めていく必要があります。
最新の業界や企業の情報収集、自分の能力を活かすことのできる転職先の見極めをしっかりと行い、応募書類の作成や面接に対して真摯に向き合うことが、転職活動を成功させるコツです。
働きながらの転職や初めての転職活動の場合は、色々と勝手が分からず悩むことも多くなるかと思いますので、転職エージェントの力を借りながら、悔いの残らない転職活動をおこなっていきましょう。
さんなな転職エージェントでは、遊技機開発に特化してお仕事の紹介から、転職活動のサポートを行っています。を行っています。
遊技機業界の経験者様はもちろんのこと、自分の技術やスキルを遊技機業界で活かしてみたいとお考えの方は、お気軽にさんなな転職エージェントまでお問合せください。
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