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こんにちは。代表の佐々木です。
2月も下旬に差し掛かろうとしています。もう少しで春ですね。
今年の4月に新卒入社を迎える方々はコロナ禍で過酷な就活だったことと思います。
来年もまだまだシビアな新卒の就活事情が続くと予想されますが、長い目で見れば状況が好転する時期は必ずきますので、今はなんとか頑張って頂きたいですね。
それでは今回は、わたしの転職「転職活動事例編vol.3」です。
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今回の主役は24歳Cさん。大卒でX社に就職し、ぱちんこの開発(ディレクション)に携わっていました。
弊社にお越し頂いたきっかけは、先輩であるNさんからのご紹介。
佐々木「はじめまして。早速ですが、転職をお考えの理由を教えて頂いてもよろしいですか?」
Cさん「はい。実は社内の飲み会が多くちょっとしんどくなってきまして。」
佐々木「多いと言っても、月に1〜2回ぐらいですよね?」
Cさん「いえ、それが毎週1回は必ずあるんです。多いときは週3回です。上司が体育会系で飲み会がとても好きなので…」
佐々木「昭和時代なら珍しいお話ではないですけどね、たしかに平成だと多いペースかもしれませんね。」
Cさん「そうなんです。1〜2年目だと断る人もほとんどいないので、参加せざるを得なくて…」
佐々木「ちなみに、もし今の上司が異動や転職などで変わって、飲み会が月に1回程度になったらどうします?例えばのお話で。」
Cさん「それでも転職を検討したいです。」
佐々木「おお、そうなんですね。なぜですか?」
Cさん「実は、今の会社だと外注管理や進行管理のような仕事が多くて、実機の企画開発にあまり関われなていないんです。」
佐々木「X社のレイヤーだとバリバリの企画開発のイメージでしたが違うんですね。」
Cさん「はい。それと実はもう少し映像制作に関わりたいというか。」
佐々木「そうなるとたしかにX社だとかけ離れてしまいそうですね。」
Cさん「だからできれば開発の専門的なスキルを伸ばせる会社に転職したいんですが、できますかね?」
佐々木「まだお若いですし、今日のお話のようにやりたいことがイメージできていて、意欲も感じますので十分希望に見合う企業に採用されるチャンスはあると思いますよ!」
Cさん「そうですか!では頑張りたいと思うのでサポートをお願いします!」
Cさんは、もともと上位レイヤーの企業に就職し、企画ディレクターとして従事していました。
が、やりたい仕事とのギャップがあり、転職活動の結果、ひとつ下のレイヤーの開発会社様に転職されました。
今回は、「職場の飲み会が多い」ことが不満で転職を意識していたら、本当に自分がやりたいことは何だろうかと考えるきっかけになった事例でした。
しかも仮に不満が解消されたとしても、Cさんの転職する気持ちは変わりませんでした。
これは、マイナスをゼロにしても職務満足度は上がらないという「ハーズバーグの二要因説」という説に近似した事例です。
ハーズバーグの二要因説とは、人間の仕事における職務満足と不満足は、「満足」にかかわる要因と「不満足にかかわる要因」が別物であるとした考え方です。
この考え方は、「満足」にかかわる要因を「動機づけ要因」とし、「不満足」にかかわる要因を「衛生要因」とします。
「動機づけ要因」とは、仕事へのやりがいや成長を感じられること、承認欲求が満たされることであり、「衛生要因」とは、給与や残業、対人関係などと定義付けられています。
要するに、「衛生要因」は不衛生になると不満足となる一方で、不衛生要因が改善されても決して満足度が上がるものではないとされています。
そして、満足度を上げるのは「動機づけ要因」を満たすことであるとされているのが、ハーズバーグの二要因説です。
Cさんの場合は、飲み会が多いことが「不衛生要因」となり、仮に改善されても職務満足度向上にはつながらず、職務満足度を上げるには「動機づけ要因」が満たされる仕事に就くことだった、と分析することができます。
とはいえ、転職に悩む人がこんな分析をするのは、困難な心理状態だと思います。
よって、弊社では転職を希望される求職者様のお話をお伺いし、真の転職理由はどういった点にあるのかを把握するよう努めております。
どうぞお気軽にご相談ください。
今回はここまで。お読み頂きありがとうございました。
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