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上場遊技機メーカーの売上高ランキングと営業利益率ランキング一覧

この記事の担当
  • 佐々木 智浩 (@sasaki_37career)
  • 株式会社さんななキャリア
  • 代表取締役/中小企業診断士

(※この記事は2021年8月17日に公開されたものです)

 

 

この記事は、遊技機メーカー各社の売上高・収益力をランキング形式でまとめたものです。

 

 

遊技機メーカーの売上高・利益率で分類して算出しております。

 

 

お読み頂いている方は、業界関係者の方が大半かと思いますので、業務にお役立ていただけますと幸いです。

 

 

なお、上場企業のみのデータで、遊技機製造が主体のメーカー様はグループの決算データ、ゲーム系のメーカー様はセグメント別の決算データとなっておりますことをご容赦ください。

 

 

※株式会社カプコン様、株式会社コナミホールディングス様はセグメント別のデータです。

※京楽産業.株式会社様は官報掲載の決算公告データです。

 

 

それでは本編です。

 

 

遊技機メーカーの売上高ランキング

 

 

まずはじめに、売上高ランキングです。

 

 

直近年度・前期・2期間の差異をランキングにまとめました。

 

 

直近年度の売上高ランキング

 

 

図表1は各社直近年度の売上高ランキングです。

 

 

先述の通り、遊技機を主体とするメーカー様はグループ決算、ゲーム系のメーカー様はセグメント別の決算データです。

 

 

なお、サミー様はグループ決算のデータです。

 

 

直近年度(百万円)
順位 企業名 売上高
1 サミー株式会社 277,748
2 株式会社平和 107,744
3 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 90,871
4 株式会社SANKYO 58,129
5 株式会社フィールズ 38,796
6 京楽産業.株式会社 36,711
7 株式会社藤商事 26,927
8 株式会社コナミホールディングス 17,600
9 株式会社オーイズミ 12,806
10 株式会社カプコン 7,090

 

図表1:直近年度の売上高ランキング

 

 

前期の売上高ランキング

 

 

図表2は、各社前期の売上高ランキングです。

 

 

直近年度との違いは、京楽産業.株式会社様と株式会社SANKYO様の順位が入れ替わっている点のみです。

 

 

前期(百万円)
順位 企業名 売上高
1 サミー株式会社 366,594
2 株式会社平和 144,573
3 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 124,944
4 京楽産業.株式会社 82,539
5 株式会社SANKYO 78,416
6 株式会社フィールズ 66,587
7 株式会社藤商事 25,172
8 株式会社コナミホールディングス 23,700
9 株式会社オーイズミ 11,994
10 株式会社カプコン 6,533

 

図表2:前期の売上高ランキング

 

 

直近年度と前期の売上高差異ランキング

 

 

図表3は、直近年度と前期の差異のランキングです。増収は3社のみとなりました。

 

 

直近年度と前期の差異(百万円)
順位 企業名 差異
1 株式会社藤商事 1,755
2 株式会社オーイズミ 812
3 株式会社カプコン 557
4 株式会社コナミホールディングス -6,100
5 株式会社SANKYO -20,287
6 株式会社フィールズ -27,791
7 株式会社ユニバーサルエンターテインメント -34,073
8 株式会社平和 -36,829
9 京楽産業.株式会社 -45,828
10 サミー株式会社 -88,846

 

図表3:直近年度と前期の売上高差異ランキング

 

 

 

 

遊技機メーカーの利益率ランキング

 

 

続きまして、遊技機メーカーの利益率ランキングです。

 

 

利益率は企業の収益力を示す重要な指標です。今回は下記の指標を用いています。

 

 

売上高営業利益率=営業利益÷売上高

 

 

営業利益は本業でどれくらい稼いだかを示す利益です。

 

 

この中には借入れ金利や受け取り利息は含まれていないものとご認識ください。

 

 

営業利益率も直近年度・前期・2期間の差異をランキングにまとめました。

 

 

直近年度の営業利益率ランキング

 

 

図表4は、直近年度の売上高営業利益率のランキングです。株式会社カプコン様の収益率が極めて高く、株式会社オーイズミ様と株式会社SANKYO様も10%を上回る結果となりました。

 

 

株式会社フィールズ様と京楽産業.株式会社様は、残念ながら営業利益がマイナスだったため、営業利益率もマイナスとなっております。

 

 

 

直近年度
順位 企業名 利益率
1 株式会社カプコン 33.95%
2 株式会社オーイズミ 11.99%
3 株式会社SANKYO 11.33%
4 株式会社コナミホールディングス 9.66%
5 株式会社平和 4.93%
6 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 2.81%
7 サミー株式会社 2.36%
8 株式会社藤商事 1.42%
9 株式会社フィールズ -5.78%
10 京楽産業.株式会社 -8.55%

 

図表4:直近年度の営業利益率ランキング

 

 

前期の営業利益率ランキング

 

 

図表5は、前期の営業利益率ランキングです。

 

 

特筆すべき点は、5社が10%超え、9社の営業利益がプラスであるという点です。

 

 

コロナ禍前ということもあり、各社の決算は好調だったことが伺えますね。

 

 

前期
順位 企業名 利益率
1 株式会社カプコン 31.91%
2 株式会社コナミホールディングス 21.10%
3 株式会社平和 16.29%
4 株式会社SANKYO 16.01%
5 株式会社オーイズミ 13.06%
6 京楽産業.株式会社 7.80%
7 サミー株式会社 7.54%
8 株式会社フィールズ 1.07%
9 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 0.31%
10 株式会社藤商事 -8.16%

 

図表5:前期の営業利益率ランキング

 

 

直近年度と前期の営業利益率ランキング

 

 

図表6は、直近年度と前期の差異のランキングです。売上高ランキング同様に利益率が上昇したのは3社のみとなりました。

 

 

直近年度と前期の差異
順位 企業名 差異(利益率)
1 株式会社藤商事 9.58%
2 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 2.50%
3 株式会社カプコン 2.03%
4 株式会社オーイズミ -1.08%
5 株式会社SANKYO -4.67%
6 サミー株式会社 -5.18%
7 株式会社フィールズ -6.85%
8 株式会社平和 -11.36%
9 株式会社コナミホールディングス -11.44%
10 京楽産業.株式会社 -16.35%

 

図表6:直近年度と前期の営業利益率ランキング

 

 

 

今回のこれらの数値からわかることは、コロナ禍前後で売上・利益が総体的に減少しているということです。

 

 

とはいえ、苦しいながらも大半のメーカー様はプラスの営業利益を確保していることも伺えます。

 

 

今期は各メーカー様が増収増益となられるといいですね。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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